夜も更けた大学の構内。
女子大生のさつきは、出会ったばかりのイケメンと藪の中で身を寄せ合っていた。
「なんで私、いきなりハグされてるの!
」すべては数分前、さつきが柵をよじ登ろうとしている人影を見つけたことから始まった。
声を上げそうになったさつきに気付いた男は、彼女の口をふさぎ、さつきもろとも藪の中に飛び込んだのだ!
男性経験の少ないさつきは、ドキドキが止まらない。
彼の正体は、さつきと同じ大学の准教授、喜多見で、教授から逃げている最中だった。
終電を逃してしまったさつきは、喜多見の行きつけのバーに連れて行ってもらうことに。
飲みすぎてすっかり酔ったさつきに「大人の味を教えてやる」と喜多見の唇が迫り――。
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